障害年金〜申請にかかる時間〜

障害年金は精神障害、身体障害だけで申請するものだと思っている方が多いと思われます。
実はガン患者の方も対象となるのです。
今回は障害年金を受け取るまでのことと、皆さんの暮らしに少しでも役立つ情報も含めて書いていきますので、よろしくお願いします。

 

障害年金はどうすれば受け取れるのか?

障害者手帳を貰っていないと受け取れない、等級が高くないと通らないと思っている方がいると思いますが、そんな事はありません。
年金課の説明によりますと、医師の診断書と自身の病歴で判断されて決まるそうですが、これがなかなか通らない人もいると伺った事があります。
何故1度で審査が通らないのか、理由は自身の病歴の書き方と、医師の書類の書き方だそうです。

本人の書き方が大丈夫な場合は多いのですが、医師が書く診断書がしっかりと書かれていないと駄目になることが多く、何度も申請しなければならなくなるようです。
特に指定されていない難病、難治療に関しては通るのが難しく、1度で支給対象にならないと身体が持たずに断念してしまうケースも多々あるようです。
なので難病プラス、精神疾患がある人は両方提出してどちらかが対象になるようにすることも珍しくありません。

 

障害年金には多忙な時間と労力を使う

それでも1度で支給がおりるケースは珍しいのです。
障害年金には多忙な時間と労力を使います。
初めて診察を受けた日よりも、前からの体調不良も事細かく書かなければいけません。

小学生からだったら、そこから自身の体調の事を書き、何処の病院へ行きどういう診断がされ、治療は何をして次は何処の病院へ行き、年齢等も何歳何ヶ月と書かなければいけないという、苦難があります。

それだけではなく、診てもらった病院での診断書も全て貰わなければならないのです。
なので全てが揃う頃には季節が変わっていることもあります。
揃ったら年金課で提出して終わりではなく、年金課の方が全ての書類を見てOKが出ないと国の方に回してくれません。

 

障害年金が通るまで最短で半年位はかかる

そこでつまづくと心が折れるほどの時間がかかります。
ですが、申請が通れば生活が少しでも良くなる、と思えばここで折れている場合ではなくなります。
書くのは非常に大変ですし、もう辞めようかな、診断書に交通費にお金がかかるから我慢しようなんて諦めずに申請しましょう。

確かに全てが終わり障害年金が通るまで最短で半年位はかかりますし、お金も体力も使います。
それでも個人として勧めたいのは、今後の自分の将来が良くなる可能性があるからです。
諦めて、病気が悪化した時に手元に何も無い、頼れる人も殆どいないどうしたらいいのかとなってしまったら、障害病気を患っている人達は難民になってしまい路頭に迷う事になります。

そんなことになる前に、自分で出来ることはして予め基盤を固めておく必要が大事になってくるのです。
出来るうちに手を打っておけば、これから先の人生を安心して暮らせるのではないかと思っています。

 

まとめ

障害年金の申請をしてなかなか進まないとよくSNSでも見かけることがありますが、そこで嘆くだけで終わらずに年金取得対象者になり、やって良かったという言葉も良く目にします。
何度もチャレンジして、これで少しは安定する、普通の生活が出来る等、喜びの声が沢山あるのです。

身体も精神的にもキツくて、泣いている方もいますが、最後には笑顔で申請が通ったとの報告を見る度に、苦しい思いが少しでもなくなって本当に良かったと心の底から溢れ出ます。
ここまで読んでみて、自分が障害年金の受給者資格があるのかと、気になった方が多いはずです。

年金課で自身の病気が値するか否か、最寄りの役所に相談することも出来ますし、電話での相談も受け付けています。
少しでもそうかもと思ったなら、考えてみることをおすすめしたいです。

最終更新日 2025年4月15日 by tokoto