ユニセフの活動内容や募金方法について

最終更新日 2024年2月19日 by tokoto

支援が必要な国や地域への様々な活動を行っている

日本は比較的裕福な国に該当しますが、世界には貧困や内乱など様々な問題が発生しているのが事実です。

そのような中で、子供たちがこれらの問題によって大きな影響を受けている現実もあります。

このような問題を解決するために活動を行っている団体が、ユニセフです。

ユニセフの正式名称は国際連合児童基金と呼びます。

これを英語で表した時のそれぞれの頭文字を取り、略称で呼ばれているのです。

名前の通り国連の下部機関にあり、民間からの募金を推進するべく、先進国を中心に34の国と地域に各国のユニセフ協会が設置されています。

それらの協会と協力協定を結び活動を行っていいて、日本にも日本ユニセフがあります。

どのような目的で活動を行っているのかというと、すべての子供の命と権利を守るために、支援の届かない子供たちを最優先とし、190の国と地域で活動を行っています。

もとは第二次世界大戦で貧困に陥った子供たちを救出するためにつくられた組織ですが、その後途上国の子供たちを長期的に支援するための活動に変化し、現在では支援を必要とする地域の自立を促すために活動が行われています。

 

ユニセフの具体的な活動

具体的にどのような活動を行っているのかというと、まず第一に挙げられることは保険です。

世界中には、5歳になるのを待たずに亡くなってしまう子供が、なんと年間で540万人にも上るといわれています。

その理由としては安全な水を確保することができなかったり、適切なワクチン接種ができないなどのことが挙げられます。

このような理由で命を落としてしまう子供を一人でもなくそうと、幼いころからしっかりとケアを受けられるように予防接種を普及できるように、また安全な水や衛生環境を確保できるように、栄養改善などの支援を実施しています。

そしてHIVに関する取り組みも行われています。

ピーク時よりもかなり減少傾向がみられるものの、現在でもHIVに苦しんでいる人は多く見られます。

目的としていることは、HIVに感染することなく生まれ、そのまま20歳を迎えられるHIVのない世代です。

世界各地で様々な取り組みがなされています。

そして三つ目には 水と衛生 が挙げられます。

子供たちが健康に成長して生き延びていくためには、水や衛生面の確保は重要な要素となります。

しかしながら安全な水を確保することができ、衛生的な環境で生活を送ることができている国や地域は少ないのが実情です。

現在でもなお汚い水を飲んだり不衛生な環境で生活し、感染症に陥ってしまったり、下痢などになって亡くなってしまう子供も多いものです。

このようなこどもたちに対し清潔で安全な水を届けられるように給水設備を設置したり、衛生的な環境が維持できるようにとトイレの設置を行うなどの活動を行っています。

学校や保健所では、手洗いの際にせっけんを使用するなどの衛生習慣を定着させる活動も行っているのです。

 

子供たちのための支援活動

そして四つ目には栄養が挙げられます。

このような貧困に陥っている国では、子供たちの栄養不良はかなり深刻な問題となっています。

毎年多くもたちが、重度の栄養不良によって命を落としてしまっているのです。

健康に育つためにバランスの良い栄養摂取できていない状態を表していますが、栄養不良に陥ると経済的にも人的にも様々な代償が生まれることになります。

健康的に成長できないだけではなく病気がうつりやすくなってしまうでしょう。

このような栄養不良の状態を解決に導くために、支援物資を届けたり、速やかな治療や運用指導などの活動が行われています。

そして教育も活動内容の一つに挙げられるでしょう。

基本的人権の一つに教育を受ける権利がありますが、質の高い教育を子供たちが受けことによって、将来的に社会全体が発展し、豊かな暮らしを実現することにつながるでしょう。

現在では6300万人もの子供たちが小学校に通うことができない状態であるといわれています。

国や地域によりその原因は異なりますが、施設や共済などの環境が整っていなかったり、教育の必要性が理解されていないなどのことが挙げられます。

このような国や地域でユニセフが教育をするために、学校を建設したり教材の提供、先生の研修などを行っています。

さらには安全に遊ぶことができる場所を作り、スポーツや遊びができるようになるレクレーションキットを配布したり、カウンセラーを派遣するなど、子供たちのころのケアも促しています。

そのほかにも子供の保護やジェンダーの平等、緊急支援や人支援など様々な活動を行っているのです。

 

まとめ

このようなことを聞くと、ぜひともユニセフに寄付をしたいと考える人もいることでしょう。

私たちが出来ることは限られているものの、簡単にできる手助けの一つとして募金や寄付が挙げられます。

一人一人の募金や寄付が少なくても、それがたくさん集まれば、多くのこどもたちの命を助けることにもつながります。

毎月一定額の支援を行うマンスリーサポートプログラムや、自分のペースで寄付をしたいときにできる今回の募金、故人の遺産を寄付する遺産寄付プログラムなど様々な方法があるので、自分にできることから始めてみましょう。