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ユニセフの活動内容や募金方法について

支援が必要な国や地域への様々な活動を行っている

日本は比較的裕福な国に該当しますが、世界には貧困や内乱など様々な問題が発生しているのが事実です。

そのような中で、子供たちがこれらの問題によって大きな影響を受けている現実もあります。

このような問題を解決するために活動を行っている団体が、ユニセフです。

ユニセフの正式名称は国際連合児童基金と呼びます。

これを英語で表した時のそれぞれの頭文字を取り、略称で呼ばれているのです。

名前の通り国連の下部機関にあり、民間からの募金を推進するべく、先進国を中心に34の国と地域に各国のユニセフ協会が設置されています。

それらの協会と協力協定を結び活動を行っていいて、日本にも日本ユニセフがあります。

どのような目的で活動を行っているのかというと、すべての子供の命と権利を守るために、支援の届かない子供たちを最優先とし、190の国と地域で活動を行っています。

もとは第二次世界大戦で貧困に陥った子供たちを救出するためにつくられた組織ですが、その後途上国の子供たちを長期的に支援するための活動に変化し、現在では支援を必要とする地域の自立を促すために活動が行われています。

 

ユニセフの具体的な活動

具体的にどのような活動を行っているのかというと、まず第一に挙げられることは保険です。

世界中には、5歳になるのを待たずに亡くなってしまう子供が、なんと年間で540万人にも上るといわれています。

その理由としては安全な水を確保することができなかったり、適切なワクチン接種ができないなどのことが挙げられます。

このような理由で命を落としてしまう子供を一人でもなくそうと、幼いころからしっかりとケアを受けられるように予防接種を普及できるように、また安全な水や衛生環境を確保できるように、栄養改善などの支援を実施しています。

そしてHIVに関する取り組みも行われています。

ピーク時よりもかなり減少傾向がみられるものの、現在でもHIVに苦しんでいる人は多く見られます。

目的としていることは、HIVに感染することなく生まれ、そのまま20歳を迎えられるHIVのない世代です。

世界各地で様々な取り組みがなされています。

そして三つ目には 水と衛生 が挙げられます。

子供たちが健康に成長して生き延びていくためには、水や衛生面の確保は重要な要素となります。

しかしながら安全な水を確保することができ、衛生的な環境で生活を送ることができている国や地域は少ないのが実情です。

現在でもなお汚い水を飲んだり不衛生な環境で生活し、感染症に陥ってしまったり、下痢などになって亡くなってしまう子供も多いものです。

このようなこどもたちに対し清潔で安全な水を届けられるように給水設備を設置したり、衛生的な環境が維持できるようにとトイレの設置を行うなどの活動を行っています。

学校や保健所では、手洗いの際にせっけんを使用するなどの衛生習慣を定着させる活動も行っているのです。

 

子供たちのための支援活動

そして四つ目には栄養が挙げられます。

このような貧困に陥っている国では、子供たちの栄養不良はかなり深刻な問題となっています。

毎年多くもたちが、重度の栄養不良によって命を落としてしまっているのです。

健康に育つためにバランスの良い栄養摂取できていない状態を表していますが、栄養不良に陥ると経済的にも人的にも様々な代償が生まれることになります。

健康的に成長できないだけではなく病気がうつりやすくなってしまうでしょう。

このような栄養不良の状態を解決に導くために、支援物資を届けたり、速やかな治療や運用指導などの活動が行われています。

そして教育も活動内容の一つに挙げられるでしょう。

基本的人権の一つに教育を受ける権利がありますが、質の高い教育を子供たちが受けことによって、将来的に社会全体が発展し、豊かな暮らしを実現することにつながるでしょう。

現在では6300万人もの子供たちが小学校に通うことができない状態であるといわれています。

国や地域によりその原因は異なりますが、施設や共済などの環境が整っていなかったり、教育の必要性が理解されていないなどのことが挙げられます。

このような国や地域でユニセフが教育をするために、学校を建設したり教材の提供、先生の研修などを行っています。

さらには安全に遊ぶことができる場所を作り、スポーツや遊びができるようになるレクレーションキットを配布したり、カウンセラーを派遣するなど、子供たちのころのケアも促しています。

そのほかにも子供の保護やジェンダーの平等、緊急支援や人支援など様々な活動を行っているのです。

 

まとめ

このようなことを聞くと、ぜひともユニセフに寄付をしたいと考える人もいることでしょう。

私たちが出来ることは限られているものの、簡単にできる手助けの一つとして募金や寄付が挙げられます。

一人一人の募金や寄付が少なくても、それがたくさん集まれば、多くのこどもたちの命を助けることにもつながります。

毎月一定額の支援を行うマンスリーサポートプログラムや、自分のペースで寄付をしたいときにできる今回の募金、故人の遺産を寄付する遺産寄付プログラムなど様々な方法があるので、自分にできることから始めてみましょう。

街頭で募金活動を行う際に気をつけたいこと

◆募金活動をする前にしておくべきこととは

道や駅の前などの募金活動を行っている姿を見かけたことがある人も多いことでしょう。このような募金活動を自分でも行いたいと思った場合には、気をつけたいことや注意点についてしっかりと頭に入れておく必要があります。

まず街頭募金活動を行うのであれば、許可をとる必要があります。私有地で活動を行うのであれば、土地の所有者に対して許可を得なければなりません。また公有地である場合には、所轄の警察署に道路を使って良いかどうかの道路使用許可証を提出しなければなりません。

どちらで行うにしても許可が必要となるので、事前に許可をとって行うようにしましょう。許可をとる必要性を知らずに、勝手に活動を行ってしまった場合には、後々に大きなトラブルに発展する可能性もあるので十分な注意が必要です。

道路使用許可については、それぞれの警察署により大きく異なるため、所轄の警察署に確認をします。使用許可証の内容としては、まず最初に募金をどこに寄付するのかなどが書かれた趣意証をNPOなどの団体にお願いして記入してもらいます。

どこに何人が立つのかを正確に記した地図と、拡声器の使用の有無や募金箱の大きさなどを明示します。そして道路使用許可申請書の四つを提出しておきたいところです。

また募金活動で寄付する先のNPOが決まっているのであれば、NPOに相談をするのが一番手っ取り早い方法と言えるでしょう。どこでどのような方法で募金活動を行えば一番集まりやすいのかなど、しっかりと把握しているはずなので、確認してから行
うとスムーズに進めることにつながります。

◆募金をできるだけ多く集めるためにしておくべきこととは

せっかく募金活動を行うのであればできる限り多く集めたいとだれもが思うことでしょう。まず人数や募金箱の数は多ければ多いほど多く集まることでしょう。呼びかけを行うのであれば簡潔に行い、長すぎると言いたいことが伝わらなくなってしまいます。

日本ユニセフなどの募金活動を始めて行う場合には緊張や不安でうまく声が出せないかもしれませんが、あまりにもぎこちない呼び掛けや小さな声であった場合には、反対に不信感を与えることにもつながります。

しっかりときちんと大きな声が出せるように、事前に練習をするなど準備をしておいたのがよいでしょう。場所は人があまりにも多く通る場所を選んでしまうと、反対にみんなが素通りしてしまうことになるのであまり良くはありません。

このような場所は通行の妨げになるため許可が得にくいのも特徴です。もちろん人が少な過ぎても問題となりますが、地域によっては少なくても募金が多く集まるところもあります。

団体の地元であれば、周りの人は興味を持ってくれることでしょう。大学生によって成り立っている団体があれば、その大学の付近で活動を行えば、家族がこの大学に通っているなどと話しかけてくれて募金してくれる人も多く見られます。

そして活動を行うときの服装については、私服を選ぶよりも、高校生であれば制服を着用し、大学生や大人であれば団体のジャンパーやTシャツなどを作れば、一体感も出て信頼性が増すことにもつながります。

◆募金活動の際の注意点

学生がいるのであれば、学生であることをアピールするだけでも非常に多く集まります。反対に大人だけの団体の場合には集まりにくい傾向があるので、できる限りメンバーに学生を入れたいところです。

高額の募金をしてもらえるのはやはり中年から高齢の人が多い傾向にあります。身だしなみが悪ければ信頼感にもかかわるので、身だしなみやしっかりと整えることが大切です。冬は非常に寒く手袋をしていなければ袖で手をかくしがちですが、このようなことがないように手袋を用意しておくと安心です。

そしてより良い活動するためには、自分たちの活動や団体、目的などを知ってもらうためにも、プリントを配布することもよいアイデアの一つと言えます。目的を気にすることなく寄付してもらえる人もいますが、やはりどのようなことを目的に行っているのかを知ってもらうことは重要です。

もしもプリントを配布することが難しいのであれば、簡単なパンフレットなどを用意しておくのも一つの手段です。募金箱については段ボールでも問題はありませんが、目的を紙に書いて貼り付けたり、段ボールの切り口で手を傷つけないように布などを使っておっておくことをお勧めします。

注意したいこととしては、健康には十分な配慮をする必要があります。夏は日陰で活動したり、冬は厚着をすることは必須となります。ずっと立っていることにもなるので足の疲れや貧血などにも気をつけましょう。

声を出すことから冬の乾燥している時期には非常につらくなります。ローテーションで休憩を取り、水分補給はしっかりと行いたいところです。常にメンバーの中に一人は的確に情報を把握できている詳しい人をつけるようにしましょう。

中には詳しい内容を聞いてくる人や、興味や関心に優れている場合には、自分たちの知らないことについて聞いてくることも見られます。詐欺なのではないかと疑いをかけることもなきにしもあらずなので、詳しく答えられる人を用意することが大切です。