街頭で募金活動を行う際に気をつけたいこと

最終更新日 2024年2月19日 by tokoto

◆募金活動をする前にしておくべきこととは

道や駅の前などの募金活動を行っている姿を見かけたことがある人も多いことでしょう。このような募金活動を自分でも行いたいと思った場合には、気をつけたいことや注意点についてしっかりと頭に入れておく必要があります。

まず街頭募金活動を行うのであれば、許可をとる必要があります。私有地で活動を行うのであれば、土地の所有者に対して許可を得なければなりません。また公有地である場合には、所轄の警察署に道路を使って良いかどうかの道路使用許可証を提出しなければなりません。

どちらで行うにしても許可が必要となるので、事前に許可をとって行うようにしましょう。許可をとる必要性を知らずに、勝手に活動を行ってしまった場合には、後々に大きなトラブルに発展する可能性もあるので十分な注意が必要です。

道路使用許可については、それぞれの警察署により大きく異なるため、所轄の警察署に確認をします。使用許可証の内容としては、まず最初に募金をどこに寄付するのかなどが書かれた趣意証をNPOなどの団体にお願いして記入してもらいます。

どこに何人が立つのかを正確に記した地図と、拡声器の使用の有無や募金箱の大きさなどを明示します。そして道路使用許可申請書の四つを提出しておきたいところです。

また募金活動で寄付する先のNPOが決まっているのであれば、NPOに相談をするのが一番手っ取り早い方法と言えるでしょう。どこでどのような方法で募金活動を行えば一番集まりやすいのかなど、しっかりと把握しているはずなので、確認してから行
うとスムーズに進めることにつながります。

◆募金をできるだけ多く集めるためにしておくべきこととは

せっかく募金活動を行うのであればできる限り多く集めたいとだれもが思うことでしょう。まず人数や募金箱の数は多ければ多いほど多く集まることでしょう。呼びかけを行うのであれば簡潔に行い、長すぎると言いたいことが伝わらなくなってしまいます。

日本ユニセフなどの募金活動を始めて行う場合には緊張や不安でうまく声が出せないかもしれませんが、あまりにもぎこちない呼び掛けや小さな声であった場合には、反対に不信感を与えることにもつながります。

しっかりときちんと大きな声が出せるように、事前に練習をするなど準備をしておいたのがよいでしょう。場所は人があまりにも多く通る場所を選んでしまうと、反対にみんなが素通りしてしまうことになるのであまり良くはありません。

このような場所は通行の妨げになるため許可が得にくいのも特徴です。もちろん人が少な過ぎても問題となりますが、地域によっては少なくても募金が多く集まるところもあります。

団体の地元であれば、周りの人は興味を持ってくれることでしょう。大学生によって成り立っている団体があれば、その大学の付近で活動を行えば、家族がこの大学に通っているなどと話しかけてくれて募金してくれる人も多く見られます。

そして活動を行うときの服装については、私服を選ぶよりも、高校生であれば制服を着用し、大学生や大人であれば団体のジャンパーやTシャツなどを作れば、一体感も出て信頼性が増すことにもつながります。

◆募金活動の際の注意点

学生がいるのであれば、学生であることをアピールするだけでも非常に多く集まります。反対に大人だけの団体の場合には集まりにくい傾向があるので、できる限りメンバーに学生を入れたいところです。

高額の募金をしてもらえるのはやはり中年から高齢の人が多い傾向にあります。身だしなみが悪ければ信頼感にもかかわるので、身だしなみやしっかりと整えることが大切です。冬は非常に寒く手袋をしていなければ袖で手をかくしがちですが、このようなことがないように手袋を用意しておくと安心です。

そしてより良い活動するためには、自分たちの活動や団体、目的などを知ってもらうためにも、プリントを配布することもよいアイデアの一つと言えます。目的を気にすることなく寄付してもらえる人もいますが、やはりどのようなことを目的に行っているのかを知ってもらうことは重要です。

もしもプリントを配布することが難しいのであれば、簡単なパンフレットなどを用意しておくのも一つの手段です。募金箱については段ボールでも問題はありませんが、目的を紙に書いて貼り付けたり、段ボールの切り口で手を傷つけないように布などを使っておっておくことをお勧めします。

注意したいこととしては、健康には十分な配慮をする必要があります。夏は日陰で活動したり、冬は厚着をすることは必須となります。ずっと立っていることにもなるので足の疲れや貧血などにも気をつけましょう。

声を出すことから冬の乾燥している時期には非常につらくなります。ローテーションで休憩を取り、水分補給はしっかりと行いたいところです。常にメンバーの中に一人は的確に情報を把握できている詳しい人をつけるようにしましょう。

中には詳しい内容を聞いてくる人や、興味や関心に優れている場合には、自分たちの知らないことについて聞いてくることも見られます。詐欺なのではないかと疑いをかけることもなきにしもあらずなので、詳しく答えられる人を用意することが大切です。